【動画】奄美大島沖でサンゴの産卵が始まった=興克樹さん撮影
鹿児島県奄美大島沖でサンゴの産卵が始まった。無数のピンクの粒が夜の海中をゆっくりと漂う神秘的な光景を、奄美海洋生物研究会(同県奄美市)の興克樹会長(54)が撮影した。
今月11日から調査を始め、13日午後8時ごろ、島南部の瀬戸内町加計呂麻島沖の海底でウスエダミドリイシの産卵を確認した。水深5メートル。周りにハタタテダイの仲間が集まり、放出された粒を捕食する様子が見られたという。
14日午後10時ごろには、同町の大島海峡の水深3メートルの海底で、コエダミドリイシやクロマツミドリイシなどのミドリイシ属のサンゴの一斉産卵に遭遇。ピンクの粒が無数に海中を漂い、視界が遮られるほどだったという。
サンゴから放出される粒は…